文章の練習にぼちぼち書くもの

2次元と2.5次元が好きな審神者がいろいろ書く予定です

1ミリしか知らないのにうた☆プリの映画を見に行った話

※こちらの記事は「コロナ禍で現場に飢えているオタクはうたプリを知らなくても今回の映画を見に行こう」ということをひたすら長く書いている記事です

 

皆さま、「うたの☆プリンスさまっ♪」をご存知でしょうか。

今もパソコンで「うたのぷりんすさま」と打ったら予測変換で「うたの☆プリンスさまっ♪」と出てきました、パソコンも認知しているこの作品。

オタク歴は中学生からというアラサーオタクの私、もちろんうたプリの存在は以前から知っておりました。

しかし実際にアニメやゲームに触れたことはなく、私のうたプリに対する知識については下記の通りでした。

上記3つしか知らない状態(1ミリしか知らない状態)でなぜうたプリの映画を見に行こうとしたのか。

ツイッターにいるオタクたちが妙に楽しそうだったからです。

うたプリ知らなくてもいいから見て」

「とりあえず見て」

「今日も搭乗してきます」

オタク、ほかのオタクが楽しそうにしてるとウレシイ。

そして私も楽しくなりたい。オタク、楽しいこと、スキ。

ちょうど自ジャンル(刀剣乱舞)の映画が3週間限定公開しているということもあり、映画館に行くことは決まっていたんですね。

刀剣乱舞の映画の時間を最優先にしてうたプリの映画の時間を確認した結果、うたプリ刀剣乱舞の順番で鑑賞できることが発覚。

自分一人では決断できないオタク、ツイッターのアンケート機能に頼って背中を押してもらおうとしました。

ツイッターにいるオタクたちの団結力に感動すら覚える結果は下記のとおりです。

\誰一人として反対しない/

うたプリのオタクたち、みんな優しい…みんなさすがプリンセス(うたプリのオタクの皆さんはこう呼ばれてますよね?)ですね。

ちゃんと履修してから行け!プリンセスとしてガラスの靴くらい履いてけ!という投石をされることすら覚悟していましたが、みんな暖かく背中を押してくれたので私の初めてのうたプリは今回の映画に決まりました。

そしていざ映画鑑賞の直前のツイートは下記のものです。

私は映画鑑賞のために2時間弱ノンストップで運転するオタクですよろしくお願いします。山は2つくらい超えた。

お昼頃の上映だったので、しっかりアイスティーとホットドッグ片手に着席させていただきました。

平日の昼間かつド田舎という条件の中でもほかに15人くらい同じ上映回にいたのですが、周りのプリンセスは誰もホットドッグ持ってなかった。一人だけ食欲の化身だった。

上映前の予告にスラムダンクが流れたことにテンションぶち上がりつつ、いざ始まったうたプリの映画。そして同時にホットドッグを食べ始める私。空腹に耐えきれなかったんや。

今回出てくるであろうアイドルの皆さんが今回の映画のロゴを表示したまま声だけでトークしていくスタイル。

誰が誰だか全くわからんが、世界中を旅行することは分かった。操縦は君たちに任せた。

今回出てくる神宮寺レンさん含むアイドルグループの皆さんが一人ひとり飛行機を操縦しているところを眺めながら、全員航空機の操縦できるのかよすごいグループだなと思いつつ、ホットドッグを食べ続ける私。

ちなみにホットドッグはサルサソースでした。ピリ辛でおいしい。

ライブ会場に映像が変わった瞬間、ホットドッグを食べる手が止まりました。

 

私、この景色知ってるーー…

 

何を隠そう、私は2.5次元といいますか、ミュージカル刀剣乱舞のオタクです。

照明の落とされた真っ暗な会場、楕円形にセッティングされた客席、そして客席で光るペンライト。

いたんだよ、いるんだよ、私はいつもこういう現場によ。

正直誰が何をどのようにしてライブを始めたかは覚えていません。なんせ彼らのグループ名の表記もわからない状態ですからね。

ただね、わかったの。あのライブ会場に映像が切り替わった瞬間、私は映画館にはいなかった。

あのライブ会場に、客の一人として存在していた。

一曲目が始まった瞬間に思いました。

 

ペンライト振りてえええええええええええええええええ

 

何の曲か一切わからない。歌っているこの人が誰か知らない。歌詞も全くわからない。

それでも今目の前にいるアイドルの顔が良い。声が良い。スタイルが良い。

→ペンライト振りたい

今は声が出せない時代じゃないですか。代わりにペンライトで気持ちを伝えるしかないじゃないですか。

でも私の手元にはペンライトがないんです。なぜなら通常上映だから。

無発声応援上映という上映回だとペンライトが振れるそうです。素晴らしいな。

しかし今の私の手元にはホットドッグしかありません。ホットドッグ振るわけにはいかないので片手で添えるだけにしてたんですが、うたプリの映画中の私はひたすらホットドッグを持ったまま口ポカーンとしてたと思います。アホの極みである。

おそらくうたプリの映画を見ていない方はこう思うのではないでしょうか。

 

「そうは言ってもアナタ、アニメーションでしょ?アイドルがいるとか言ってもアニメーションでしょ?」

 

お答えします。あれはアニメーションではありません。

現実です。

私はうたプリの映画を見ている間、あのライブ会場のお客さんの一員でしたし、あのアイドルに心奪われたファンの一人でした。

だってそこにいたもん!アイドルいたもん!私あの会場で「ギャァアアアアアアアアア」って叫んでたもん!!!!!!!!!

というより3次元のライブよりもさらにすごいものを見せていただいたとでも言いましょうか。

「あったらいいな♪こんな演出」「できたらいいな♪こんな身体能力」を現実として見せていただきました。

もうすべてがかっこよすぎて目が足りない。すべてを見せてほしい。百回くらい繰り返し見させてほしい。

会場にいるお客さんたちの声がね、これまたいいんですよ。

キャァアアアアアアアみたいな可愛い黄色い声だけじゃなくて、ギエァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアという汚い野太いオタクの歓声(褒めてる)がところどころあるのがね、最高です。オタクを包み隠さず表現してくれている。

私がミリしらながらも心の中で叫んでいたタイミングでコーレスや歓声を上げてくれて、私の心の中が知らぬ間にリアルタイム中継されてるんか?というレベル。

ライブ中は時が経つのも忘れ、アンコール曲ではミリしらのくせにちょっと涙を流し(サンキュー1000%)、映画を終えた後の私がこちら。

完全に何かをキメてしまった人の図。

一曲しか知らない状態でアイドルグループのライブに行った人なのに驚くほど満たされている。

ライブを丸々見たにもかかわらず相変わらず神宮寺レンさん以外は顔と名前が一致していない(ダム様がどの人かというのはなんとなくわかりました、心のダムってなんや)状態ですが、もう次が見たい。

オタク、同じセトリの公演でも何回でも会場入りしたくなってしまうのよ。

この前別ジャンルのことで非オタクの人に「セトリは同じなんだけど2日連続でライブにね、行こうと思ってね」って言ったら素で「え……?」とリアクションされてしまったんですけれどね。

ライブは生ものだからよ!!!!!!!!そしてうた☆プリの映画(ライブ)も生ものだからよ!!!!!!!!!!!!!!!

何回だって見てえのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

※映画は生ものではありません

私の住んでいる地域はド田舎なものでうた☆プリの映画に搭乗する(今回の映画鑑賞はこういう言い方をすると把握した)ためには2時間弱の運転をしないといけないのですが、それでもなんとかしてまた搭乗したいと思います。

だって2時間で(しかも車で)現場に行けるんですよ!?!??!?!??!

交通費かからずに現場行けるんですよ!!?!??!?!?!??!しかもチケット代は2000円もかからない!!!!!!!

タダか!?!??!?!??!??!??!※タダではありません

今回の記事の冒頭にも記載しておきましたが、「現場に飢えているオタクであればあるほど、今回のうたプリの映画は見に行くべき」です。

うたプリという作品を知っているか否かは関係ありません。

二次元三次元問わず、アイドルや現場というものが好きなオタクは見に行くべき。

絶対に後悔はしません。万が一後悔したら美味しいもの食べて機嫌直して。

私は今年見た映画の中でこんなにも多幸感に満ち溢れる映画を知りません。

この世に存在するオタクたち、うたプリの映画はいいぞ。